リフォーム＆五右衛門風呂

市内にある箭内利光果樹園様の家屋リフォームと五右衛門風呂の新設をさせて頂きました。既存の五右衛門風呂は取り壊し、一から作り直しました。

通常基礎部分はコンクリートブロックで作るのですが、今回は全て焼過レンガを使いました。外壁の腰壁もレンガで仕上げました。レンガは「イギリス積み」という、長い辺と短い辺を交互に積み重ねていく技法を使いましたので、結果的に二重の厚さになり、かなりしっかりした造りになりました。

※浴室入り口サッシの土台、通常は木材が入る部分にレンガを敷いています。木材で土台を作り、その上にタイルや石を貼ってサッシとの境目を目地埋めするんですが、しっかり目地埋めしても水が落ちる場所ですから、土台の木材に水が染みて木が腐り、シロアリを呼ぶようになります。腐りやすい木材を水から極力遠ざける為に、そして結果家そのものを長持ちさせる為にもレンガで仕上げています。

 

 

 

外壁の一部と内壁、玄関土間部分のリフォームもさせて頂きました！外壁＆内壁は漆喰で仕上げています。壁塗りの助っ人にいつもお世話になっている塩沢工業さんに来て頂きました。なんと女性の左官工ですよ～。格好良いですね～！

塗りなおして真っ白になった漆喰の壁が青空に映えてます（自画自賛）！昔ながらの大きなお屋敷の箭内様邸、まさに威風堂々の佇まいですね。

 

この写真を撮影したGWの頃は梨の花が満開でした。箭内果樹園さまでは梨のほか、リンゴや桃も栽培されています。去年の冬に頂いたリンゴがお世辞抜きで最高に美味しかった！今まで食べた中で一番じゃないか！？と思えるほど美味しかったのです。その理由を伺ったところ、化学肥料を使わず、ご自分で有機肥料を手作りされているとの事。家づくりも果物づくりも、手間隙かけることで良い結果を生むんですね～。